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NISHINOMIYA
sonic’16
Special Thanks
座長(えびすカキ)武地秀実・太鼓 松田恵司
室町時代あたりから、西宮神社の周辺に住んでいたと言われる「えびすかき」。「えびすかき」とは、人形芝居をする西宮の傀儡師(くぐつし)のことで、人形の入った箱を首から下げて、えびす人形を操りながらお札(福)を売り、全国を廻りえびす信仰を広めました。そのえびすかきが淡路に定住して、淡路人形浄瑠璃に発展、そして大阪で文楽として洗練していきます。文楽は日本の伝統芸能として、今ではユネスコの世界文化遺産に登録されています。その源流が西宮の「えびすかき」なのです。室町時代から江戸期にかけて最盛期を迎え、宮中で演じその操りや謡の旨さは評判だったとあります。明治時代には、残念ながら「えびすかき」を演じる者はいなくなってしまいました。
文楽、人形浄瑠璃の源流 西宮の人形遣い「えびすかき」。その歴史ある「えびすかき」を貴重な地域文化遺産として復興させることを目的に、2006年に結成したのが「人形芝居えびす座」です。歴史書にはほとんど記述が残されていない語りや舞を、現在の人形浄瑠璃や狂言から学び型をつくり、いつの時代でもその時代の話題を盛り込んでいたと想定し、平成のえびすかきとして、笑いに富む演目「えびす舞」をつくりました。西宮神社例祭の舟御渡(9月23日)や、人形芝居の祖を祀る百太夫神社の例祭(1月5日)、十日戎(1月9日から11日)で奉納演技をするほか、毎月10日に西宮神社で奉納演技をしています。
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